Monday, October 08, 2012

Victorian Ladies DYB/ Rengin's work

CQIのVictorian Ladies DYBで、私はファッション画からとったモノトーンのプリントを中心に配した出来上がり15センチ角のブロックを6枚作りました。私の注文は必ずどこかに黒を使い、華麗さの中に暗いゴシック風の雰囲気を加えて欲しいというものでした。前にも書いたように『オードリー卿夫人の秘密』という19世紀のブラッドン夫人という作家の小説がインスピレーションの下敷きになっています。

This is one of my naked blocks of "Victorian Ladies" DYB in CQI. When starting, I asked members to add something black to make dark and Gothic atomosphere because I had been inspired by Mrs Braddon's "Lady Audley's Secret" from 19th century.
 
 
 
 
 
 
トルコのレンギンがまず最初の一枚を、私の希望どおりの雰囲気に仕上げてくれました
 
Rengin in Turkey was the first worker for my block. And here's her work. Isn't it perfect?
I had just expected like this. Thank you very much for your beautiful work, Rengin!!!
 
 

さてその『オードリー卿夫人の秘密』ですが、長年連れ添った妻を亡くした56歳のマイケル・オードリー卿が、近くの牧師館でガヴァネス(家庭教師)をしていた若く美しいルーシー・グレアム嬢を見初め、結婚して屋敷に迎えるところから物語が始まります。
ルーシーは天使のように無垢な美しさで、誰にも明るく優しく、みなに好かれる評判の良い女性でした。最初卿の求婚に返事をためらうルーシーと牧師夫人の会話。

「私のように運に見放されて生きてきた人間があんなお屋敷の女主人になるなど、身に余ることですわ」
「ルーシー、いつも朗らかで可愛らしいあなたが、運に見放されてきただなんて」

卿の求婚を受け入れた夜、部屋に戻ったルーシーは首に結んだ黒いリボンをほどきながら一人言ちます。 「過去の私にはさよならだわ。昔につながるものは消してしまわないと」
豪壮な屋敷の贅沢な私室には美しいドレスの数々。高価な宝石、バッグや扇子を手に、パーティに出かける暮らしが始まりました。

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